ちょっと待って!そのベッドフレームに布団を敷いて大丈夫??

敷布団をそのままベッドで使おうと考えている方、ちょっと待ってください。

ベッドフレームには直接敷布団を敷いて使えるものと、使えないものがあるってことご存じでしょうか?

目次

ベッドフレームには種類がある

ベッドフレームには荷重が分散されるようにある程度の厚みがあるマットレスを乗せることを前提に作られたものと、布団や薄型のウレタンマットレスでも使えるものがあります。

前者はマットレスを使うことで寝た時の荷重を分散させフレームへの負荷を少なくして使うもの。

後者はベッドフレーム自体の強度を上げ使う方をしっかりと支える構造になっています。

店頭では表示されていない

いざお店でベッドを買おうと思ってもマットレスを敷かなければ使用できないものと、布団や薄型のウレタンマットレスでも使用できるものの表示は余りされていません。

それはベッドにはある程度の厚みのあるマットレスを敷いて使ってもらうことを前提に考えられているからです。

ですから布団や薄型のウレタンマットレスを敷いて使おうと考えている方は必ず店員に確認をしましょう。

布団や薄型のウレタンマットレスでも使用できるもの

先ほど構造上、強度があると書きましたがどのような違いがあるのか説明します。

①.スノコの違い

スノコの木の間隔やスノコの厚みが違います。

桟と桟の間隔が狭く、厚みがある方が強度があり丈夫です。

また隙間の間隔が広すぎると布団を敷いた時に凸凹ができてしまい、寝た時に違和感を感じてしまうこともあります。

一般的なマットレス用のスノコ・・・桟の間隔が広い
布団でも使用できるスノコ・・・桟の間隔が狭い

②.スノコを支える桟の違い

スノコを載せる桟にも違いがあります。

ベッドのサイドフレーム(横の長いフレーム)のスノコを載せる所の桟に厚みがあったり、頭側や足側にも支えをつけ4方向でスノコを支えたりもします。こうすることで更に強度のある構造になっています。

頭側のスノコ受け桟
足側のスノコ受け桟

敷布団とマットレスの大きさの違いにも注意しよう

まずは一般的に流通されている布団やマットレスのサイズを見て下さい。

サイズ マットレスの大きさ 敷布団の大きさ
ベッド用 直置き用
シングル 97×195~197 100×200 100×210
セミダブル 120×195~197 120×200 120×210
ダブル 140×195~197 140×200 140×210
ワイドダブル 150×195~197 150×200 150×210
クィーン 160×195~197 160×200 160×210
キング 180×195~197 180×200 180×210
ワイドキング 200×195~197 200×200 200×210

※全て幅×丈(長さ)をcmで表しています。

マットレス、敷布団、それぞれの大きさをサイズごとに分けてみました。

一般的なマットレスの長さは195cmのものが多いのですが、

サータやドリームベッドが196cmやニトリが197cmなどメーカーによって多少大きさが異なります。

マットレスと敷布団の長さの違いに注意

表を見ると分かるようにマットレスと敷布団では丈(長さ)が異なります。

マットレスの丈は195cm~197cmに対して敷布団の丈は直置き用で210cm、ベッド用で200cmになります。

そのため直置き用の敷布団をベッドに敷いて使おうと思っている方は注意が必要です。

ベッドに布団を敷いた時、フレームからはみ出して垂れてしまったり、寄れてしまったりします。

布団からベッドに買い替えを検討されている方は注意をして下さい。

ベッド用の敷布団を使おう

ベッドに敷布団を敷いて使いたいと考えられている方には、ベッド用の敷布団をお勧めします。

ベッドのサイズに合うように丈(長さ)が200cmと直置き用に比べて短く作られており、ベッドに置いた時に寄れてしまったり、垂れてしまうことを極力少なくするような大きさになっています。

基本的にベッドフレームのマットレスや布団を置くところの長さは195cm~197cm程度のものがほとんどです。

布団を敷いて使うことを想定しているものは200cmと若干長めになっていたりします。

床に布団を敷いて寝ている方がベッドに買い替えを検討している場合は、薄型のマットレスかベッド用の敷布団も一緒に購入する事を検討する良いと思います。

布団を敷いて寄れてしまったり、垂れてしまうと少しですが使い勝手が悪くなりますからね。

まとめ

敷布団からベッドに買い替えを検討する時には

①.ベッドフレームと一緒にマットレスの購入も検討すること。

②.ベッドフレームに布団を敷いて使いたい場合は、ベッドフレームが敷布団対応可能なものか確認をすること。

③.敷布団が垂れたり寄れることが嫌な方はベッド用の敷布団を選ぶこと